緩和ケアセンター
部署の特徴
疾患・年齢層
緩和ケアセンターでは、がんなどの重い病気に罹患された方やそのご家族に対して、病名を告げられた早い時期から、20代から高齢の方のがん・心不全などの臓器不全や難病の痛みをはじめとする症状を和らげるために、医師や専門性の高い知識・技術を備えた看護師・薬剤師・心理士などが主治医や看護師とともに、患者さん中心のチーム医療を行っています。
看護におけるポイント
がんの病名告知や治療開始は外来で行われることも多く、ショックを受けた気持ちの整理もつかないまま治療方針を決めること少なくありません。その方の人生計画やがん治療と仕事やライフワークが今までと同じようにできるのかなどの気がかりをキャッチして、その方自身が治療方針を決められるように面談形式でサポートしています。がんに罹患された方に生じる痛みだけでなく、痛み以外の症状や気持ちのつらさ、仕事や生活上の気がかりや不安など全人的に苦痛を評価し、その方の意向にそった医療やケアを受けられるようコミュニケーションを大切にしながら症状緩和の方法を一緒に考えています。
新人(経験採用者)の教育方針
緩和ケアセンターには、乳がん看護・がん性疼痛看護認定看護師などのがん看護分野の認定看護師が在籍しています。緩和ケアチームの病棟ラウンドでは、病棟看護師と情報共有し、症状緩和に必要な観察事項やアセスメント、ケアプランに関する提案をしています。また、緩和ケアリンクナース会を年6回開催し、学習会や事例検討、苦痛のスクリーニング監査支援をしています。病棟ケアカンファレンス・デスカンファレンスに参加し、倫理的視点で事例検討できるよう支援しています。外来では、診療科・化学療法室・放射線治療室看護師や関連する専門職種とケアカンファレンスを行い、ケアプランを支援しています。
入職希望の方に向けてメッセージ
その方の人生に寄り添うがん看護は、患者さんから学ぶことが多く、奥深く充実感が得られる分野と思います。明るく頼もしいメンバーと一緒にケアについて語り合いましょう。