2018年末時点にて手術支援ロボットは、日本国内約350台、全世界では約4,800台の導入実績があり日々稼働しています。保険適用は泌尿器科領域に限定されていましたが、2018年4月から婦人科、呼吸器外科、消化器外科領域にも保険適用範囲が拡大し、新たな術式が追加されました。当院では2019年5月に導入いたしました。
TAVIは、Transcatheter Aortic Valve Implantationの略で、経カテーテル大動脈弁留置術の意味です。人工弁を折りたたんだ状態にして、カテーテルという医療用の細い管を血管内に挿入して、カテーテルに人工弁を装着して機能が低下した大動脈弁まで運びます。
折りたたまれた人工弁の内部にはバルーン(風船) が装填されており、バルーンを拡張させることで人工弁を拡張させ、大動脈弁の位置に固定させる治療です。